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FOMCとは?FRBとの関係や政策金利の利上げ・利下げについて解説します

FOMCやFRBとは何か知りたい方へ

経済ニュースで見かけるFOMCやFRBって何のこと?
用語の意味やその使い方をわかりやすく教えて欲しいな。

本記事では、このような疑問に答えます。

この記事を書いている かしわもち は、米国株投資歴9年のブロガーです。

今回は、米国の中央銀行制度に関する用語であるFOMCを解説します。

この記事の著者
米国株投資ブロガー かしわもち

米国株投資ブロガー

かしわもち

@kashiwamichi3

プロフィール

米国株投資とブログ副業で人生をレベルアップさせた米国株投資ブロガーです。高配当利回り&連続増配&高利益率の銘柄を中心に、バイ&ホールド戦略で投資しています。
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FOMCとは?

FOMCとは?

FOMCとは、米国の中央銀行であるFRBが開催する金融政策を決定する会合です。
日本銀行の金融政策決定会合に相当します。

FRBやFOMCは米国の中央銀行に関係する略語で、その意味は次の通りです。

  • 連邦準備制度理事会(FRB)
    米国の中央銀行制度を統括する組織で、実際の金融業務を行う12地区の連邦準備銀行を監督する
  • 連邦公開市場委員会(FOMC)
    FRBの理事7名と連邦準備銀行の総裁5名で構成され、政策金利の誘導目標などが話し合われる

FRBが中央銀行を運営する組織で、FOMCが金融政策を決める会合と覚えておきましょう。

参考)財務省 海外経済の潮流119

FOMCの開催スケジュール

FOMCの定例会合は、6週間ごとの火曜日に年8回開催されます。

3の倍数月に開催される会合が特に重要で、終了後にFRB議長による記者会見が行われたり、SEPという経済予測が発表されます。

重要な金融政策の発表は、3の倍数月に行われることが多いと考えられています。

FOMCの構成メンバー

FOMCの構成メンバーは、FRB理事7名と連邦準備銀行の総裁5名の計12名です。

5名の連銀総裁のうち、ニューヨーク連銀総裁のみ固定で、他の4名は各地区の連銀総裁から1年ごとに持ち回り制となっています。

FOMCの構成メンバーで、利上げに積極的な派閥をタカ派、消極的な派閥をハト派と呼んだりします。

FOMCで決定される金融政策

FOMCは、最大限の雇用と物価安定を達成するため、次のような金融政策を決定します。

  • 政策金利
  • 公開市場操作
  • 公定歩合

マーケットが特に注目しているのが、為替や株価に大きく影響を及ぼす政策金利の調整です。

FOMC開催の時期になると政策金利が何%になるか予想されていて、予想値に対する発表値のブレがポイントになります。

政策金利の利上げ・利下げについて

政策金利の利上げ・利下げについて

政策金利を調整するため、FOMCではフェデラルファンド金利の誘導目標を決定します。

利上げ・利下げとは、フェデラルファンド金利の誘導目標を現在の水準より引き上げるのか引き下げるのかということを指します。

フェデラルファンド金利の仕組み

フェデラルファンド金利は、民間銀行同士の資金の貸し借りに適用される短期金利です。

民間銀行の金利を強制することはできないので、売りオペや買いオペなどの公開市場操作を行うことで間接的に金利を誘導します。

そのため、FOMCでは金利の誘導目標を2.00~2.25%から2.25~2.50%に引き上げることを決定したというように発表されます。

利上げ・利下げする目的

政策金利を利上げ・利下げする目的は、最大限の雇用と物価の安定を達成するためです。

言い換えれば、政策金利で景気の過熱や落ち込みをコントロールし、米国の経済状況を適切な水準に保つということになります。

景気は良くなりすぎるのも問題で、過熱しすぎるとITバブルリーマンショックのような崩壊へとつながってしまうことがあります。

利上げ・利下げが及ぼす影響

政策金利の利上げ・利下げが経済に及ぼす影響は次の通りです。

項目 利上げ 利下げ
景気 後退 回復
米ドル ドル高 ドル安
日本円 円安 円高
米国株価 下落 上昇
日本株価 下落 上昇

このように利上げ・利下げは、ドル円などの為替やS&P500NYダウなどの株価指標と密接に関係してきます。

FOMCによる政策金利調整の判断は、利下げは大幅に行われる一方で、利上げは0.25%ずつ慎重に行われる傾向にあります。

関連記事 ITバブル崩壊の詳細はこちら

関連記事 リーマンショックの詳細はこちら

FOMCの金融政策を確認できるサイト

FOMCの金融政策を確認できるサイト

FOMCによる利上げ・利下げなどの金融政策の情報を確認できるサイトを紹介します。

参考になるサイトは次の3つで、いずれもタイムリーな情報が得られるサイトです。

Yahoo!ファイナンス

Yahoo!ファイナンス

Yahoo!ファイナンスは、国内サイト屈指の情報量を誇る金融情報総合サイトです。
>>Yahoo!ファイナンス

政策金利の予想値・発表値の推移や次回のFOMCの開催予定など、知りたい情報は一通り入手することができます。

定番サイトですが、多様なコンテンツが揃っているので、活用していきましょう。

日経平均株価 AI予想

日経平均株価 AI予想

日経平均株価 AI予想は、データを活用して様々な金融情報を予想しているサイトです。
>>日経平均株価 AI予想

次回FOMCで発表される政策金利の予想値や利上げ・利下げの確率を知ることができます。

為替や日経平均、NYダウの相場予想も参考になるので、活用してみてください。

ウォールストリートジャーナル

ウォールストリートジャーナル

ウォールストリートジャーナルは、アメリカで発行されている世界最大の経済新聞です。
>>ウォール・ストリート・ジャーナル

日経新聞の世界経済版のような位置付けで、有料のコンテンツとはなりますが、圧倒的に質の高い経済情報を入手できます。

期間限定のお試し購読キャンペーンを実施しているので、2ヶ月体験してみてください。

参考)日本語表示への変更方法

ウォールストリートジャーナル

ウォール・ストリート・ジャーナルは、言語切り替えで、日本語表示ができます。

PC版の場合は、ページ最上部のEditionを日本語に変更します。スマホ版の場合は、ページ最下部のEditionを日本語に変更します。

まとめ

今回はFOMCについて、その詳細や政策金利の利上げ・利下げについて解説しました。
記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • FOMCとは、米国の中央銀行のFRBが開催する金融政策を決定する会合です
  • 6週間ごとに年8回の定例会合が開催されていて、3の倍数月が特に重要です
  • FRB理事7名と連邦準備銀行の総裁5名の多数決で金融政策が決定されます
  • FOMCで発表される政策金利の利上げ・利下げが大きく注目されています
  • FOMCによる利上げ・利下げなどの情報を確認できるサイトを紹介しました

FOMCでの決定や発表に関心が集まるのは、米国経済の影響力が大きいからです。

ウォール・ストリート・ジャーナルなどで経済の動きにはアンテナを張っていきましょう。

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以上、「FOMCとは何か」でした。

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