米国株で手数料負けしない方法を知りたい方へ
手数料負けしないための買付のコツを教えて欲しいな。
本記事では、このような疑問に答えます。
この記事を書いている かしわもち は、米国株投資歴8年のブロガーです。
今回は、米国株で手数料負けしない買付金額を解説します。
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米国株で手数料負けしない買付金額
米国株に投資する場合、手数料負けしないように取引コストの管理には注意が必要です。
その理由として、米国株の手数料は日本株よりも割高になっていることが挙げられます。
ネット証券3社の手数料比較
米国株取引ができるネット証券3社の手数料は、買付金額によって変動します。
ネット証券3社の手数料比較は、次の通りです。
証券会社 | 売買手数料 | 上限手数料 | 下限手数料 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 0.495% (税込) | 22ドル | 0ドル |
マネックス証券 | 0.495% (税込) | 22ドル | 0ドル |
楽天証券 | 0.495% (税込) | 22ドル | 0ドル |
以前までは下限手数料5ドルが設定されていましたが、2019年7月の手数料引き下げで、3社とも下限手数料が0ドルとなりました。
少額取引での手数料負けはなくなりましたが、買付金額を工夫すると、手数料の負担をより軽減することができます。
米国株手数料の分岐点
米国株手数料の分岐点は、買付金額4,444ドルに設定されています。
買付金額 | 手数料 | 手数料率 |
$4,444以下 | 〜$22 | 0.495% |
$4,445以上 | $22 | 0.495%以下 |
4,444ドルまでは通常手数料の0.495%が適用され、4,445ドル以上は割安な上限手数料の22ドルが適用されることになります。
例えば、米国株の買付金額が5,000ドルだと、5,000 × 0.495% = 24.75で22ドルを超えるので、上限手数料22ドルが適用されます。
米国株の取引手数料の計算フォーム
4,445ドル以上の購入で割安に
米国株を購入する際は、買付金額4,445ドル以上で購入できると割安になります。
手数料負けを避けるためには、上限手数料の22ドル以上になる買付金額で、まとめて購入することが重要です。
手数料は細かい部分ですが、3%の配当を得るために0.495%の手数料と考えると意外と大きなものなので、注意していきましょう。
米国株で手数料負けしない投資方法
米国株で手数料負けしないために、投資方法で工夫できる点は大きく3つあります。
それぞれの詳細を確認していきましょう。
取引回数を少なくする
米国株では、取引回数を少なくして、中長期的な投資をすることが推奨されます。
デイトレードするようなスタイルだと、買いと売りの往復で0.9%の手数料がかかるので、手数料負けする可能性は高いです。
割安株を狙うバリュー投資や配当金狙いの投資戦略を長い目線で実践してみましょう。
関連記事 米国株の配当投資戦略はこちら 続きを見る
【夢の実現】米国株で配当金生活を実現しよう!配当再投資で複利運用
買付金額を大きくする
ドルコスト均等法で積立投資してる方は、買付金額が大きくなるよう調整しましょう。
毎月5万円ずつ投資しているならば、頻度を落としてでも、まとまった金額で投資してみてください。
投資資金が足りないという場合は、米国株ブログで投資資金を稼ぐのがオススメです。
関連記事 米国株ブログで稼ぐ方法はこちら 続きを見る
【人生激変】米国株ブログで投資資金を稼ぐ手順を具体的に公開
NISA口座を活用する
NISA口座で米国株を購入すると、買付時の手数料が無料になります。
NISAでの投資枠は年間120万円まで使えるので、それ以下しか投資しない方は完全に手数料が無料で取引できます。
NISAの制度やメリットについては、以下の記事に詳しくまとめています。
関連記事 米国株NISAのメリットはこちら 続きを見る
【税制優遇】米国株でNISAを使うメリットは?やさしく解説!
米ドル為替手数料を安くする方法
米国株を購入する際に、取引手数料と合わせて必要になるのが米ドル為替手数料です。
手数料負けしないために、取引手数料だけではなく、為替手数料も重要になってきます。
証券会社は為替手数料が高い
ネット証券3社の為替手数料は、これも横並びで1ドルあたり25銭と設定されています。
SBI | マネックス | 楽天 | |
為替 | 25銭/$ | 25銭/$ | 25銭/$ |
ドル円の為替レートを110円として考えると、為替手数料は0.23%となり、決して軽視はできないコスト水準です。
3社とも日本円で米国株を購入することが可能ですが、日本円で購入したとしても上記の為替手数料は必ずかかってしまいます。
住信SBIネット銀行が最安
米国株の為替手数料を最安にできるのは、住信SBIネット銀行の米ドル買付となります。
為替手数料は1ドルあたり4銭で、ドル円レート110円として0.04%になるので、証券会社での両替と比べるとかなり安くなります。
特に、同じ系列のSBI証券を利用している方はぜひ使うべきなので、公式サイトで詳細を確認してみてください。
>>住信SBIネット銀行
まとめ
今回は米国株の手数料について、お得に取引するための買付のコツを解説しました。
記事のポイントをまとめます。
ポイント
- 米国株の手数料は割高になので、取引コストの管理には注意が必要です
- 米国株を購入する際は、買付金額4,445ドル以上になるようにすると割安です
- 手数料負けしないためにも、取引回数を減らして買付金額を大きくしてください
- NISA口座を活用すれば、買付時の手数料が無料になります
- 米ドル為替手数料を節約するには、住信SBIネット銀行の活用がオススメです
米国株の手数料は、本質的ではない部分ですが割高なので少し注意が必要になります。
証券会社の口座開設方法は、以下の記事で詳しく説明しているのでご覧ください。
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以上、「米国株で手数料負けしない買付金額」でした。