米国株投資で配当金生活を実現したい方へ
ポートフォリオや投資資金の作り方を教えて欲しいな。
本記事では、このような疑問に答えます。
この記事を書いている かしわもち は、米国株投資歴8年のブロガーです。
今回は、米国株投資で配当金生活を実現する方法を解説します。
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米国株で配当金生活を実現する方法
株式投資で配当金生活を実現したいのであれば、米国株が最も有力な投資先です。
その理由は、過去30年間以上に渡りアメリカの株価だけは成長を続けているからです。
上記グラフは、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500のチャートですが、右肩上がりの成長を続けていることが確認できます。
世界経済を舞台に成長を続ける米国株に投資することは当然の選択と言えるでしょう。
優良銘柄への長期投資が基本
配当金生活を目指す米国株投資では、優良銘柄への長期投資が基本となります。
米国株には、配当の連続増配を長年続けている銘柄が多数存在していて、高配当優良株を中心に据える長期投資が可能です。
以下の表は優良な配当銘柄の一例ですが、日本でも馴染みの深いグローバルでビジネスを行う企業が名を連ねています。
銘柄 | 配当利回り | 連続増配 |
P&G | [dividend_yield stock="PG"]% | [birth day="19570118"]年 |
3M | [dividend_yield stock="MMM"]% | [birth day="19590211"]年 |
コカ・コーラ | [dividend_yield stock="KO"]% | [birth day="19630310"]年 |
ジョンソン&ジョンソン | [dividend_yield stock="JNJ"]% | [birth day="19630119"]年 |
フィリップモリス | [dividend_yield stock="PM"]% | [birth day="19670613"]年 |
ペプシコ | [dividend_yield stock="PEP"]% | [birth day="19720305"]年 |
マクドナルド | [dividend_yield stock="MCD"]% | [birth day="19760512"]年 |
エクソンモービル | [dividend_yield stock="XOM"]% | [birth day="19820809"]年 |
IBM | [dividend_yield stock="IBM"]% | [birth day="19950508"]年 |
マイクロソフト | [dividend_yield stock="MSFT"]% | [birth day="20050215"]年 |
グローバルで活躍する優良銘柄に長期投資することで、世界経済全体の成長の恩恵を配当金として受けることができます。
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【必見】米国株に長期投資するべき3つの理由とは?やり方も解説します
複利の力を最大限活用する
長期投資で複利の力を最大限活用することが、庶民が資産を形成するために重要です。
投資には、中長期的に行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」の効果があります。「投資期間」と「複利」の効果には関係があり、投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。また投資期間が長いことで、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。
引用元:金融庁-投資の基本
高配当株の配当利回りは3~7%ほどですが、複利効果を活用することができれば、資産を数倍に増やすことが可能になります。
例えば、原資を利回り5%で複利運用すると、10年後には1.6倍、20年後には2.7倍、30年後には4.3倍に増やすことができます。
配当再投資&積立投資を継続
複利運用と並行して、配当再投資と毎月の積立投資を行い、運用金額を増やしましょう。
積立投資が有効な理由は、原資が大きくなればなるほど配当金が増える好循環が生まれ、複利の効果が大きくなるからです。
米国株には単元株制度がなく1株から購入できることから、毎月の積立投資が容易です。
また、初期資金も格安で始められます。
上記グラフは、毎月10万円を積立投資して年利5%で複利運用した場合の資産推移です。20年後には4,000万円の資産が作れます。
米国株で作る配当重視ポートフォリオ
ポートフォリオとは、保有する株式銘柄の組み合わせやその比率のことを意味します。
今回は銘柄選定とセクター分散に着目して、米国株で配当金生活を実現するためのポートフォリオの組み方を考えてみましょう。
連続増配の優良銘柄を選ぶ
連続増配を続けるアメリカを代表する優良企業の銘柄から候補を選びましょう。
長期に渡って配当金を受け取り続けることこそが最優先事項であり、途中で減配や倒産のリスクがある銘柄は絶対に避けるべきです。
具体的には、次の2点を基準とします。
- 連続増配15年以上
2008年のリーマンショック時も減配せず増配している企業です。 - 営業CFマージン20%以上
業界内でも強い競争優位性のあるビジネスを持っている企業です。
営業CFマージン=営業CF÷売上高×100
企業が本業でどれだけ効率よくキャッシュを稼いでいるかを示す数値
配当利回りが高くても、配当性向が高すぎる銘柄は将来の持続性が懸念されるため、きちんと財務分析するなど注意をしてください。
関連記事 米国株の連続増配銘柄はこちら 続きを見る
【優良】米国株の連続増配ランキング!配当王・配当貴族の銘柄一覧
また、優良銘柄の情報を簡単に手に入れたいという方は、[shikiho1]を活用するのもオススメです。
[shikiho2]
セクター分散を心がける
長期保有が前提となる配当重視ポートフォリオでは、リスク分散のためにも投資先セクターの分散が必須となります。
景気変動から受ける株価への影響は、銘柄が所属するセクターにより大きく異なります。
少なくとも4つの景気サイクルの局面ごとの各セクターには分散投資し、ポートフォリオ全体での好調・不調の波を抑えていきましょう。
各景気局面に応じて、パフォーマンスを発揮するセクターが循環していきます。
分散投資での保有例としては、4つの景気局面に対してそれぞれ2〜3銘柄ずつ保有することが考えられます。
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米国株のセクター別おすすめ銘柄紹介【全11分類の代表銘柄リスト】
配当重視ポートフォリオの例
ここまで説明した要素を考慮した配当重視ポートフォリオの具体例を紹介します。
多くの米国株投資家に支持されている王道銘柄を中心に組み上げているので、以下をベースに自身のポートフォリオにカスタマイズしてみてください。
米国株ディフェンシブポートフォリオ
バリュー株を中心に組み上げた非常に安定感のあるポートフォリオです。
連続増配かつ業界内で圧倒的な競争優位性を持つ銘柄を中心に構成し、配当金生活に向かって配当金を着実に積み上げていくことができます。
米国株ポートフォリオの作り方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事 米国株ポートフォリオの作り方 続きを見る
【実践】米国株ポートフォリオの作り方を徹底解説!最適な銘柄数も紹介
ポートフォリオは可視化しておく
ポートフォリオは、投資管理アプリを用いて可視化しておくと非常に便利です。
グラフで資産の配分や推移を見れるFintechの象徴とも言えるアプリが進化していて、エクセルでの管理はもう時代遅れです。
カビュウは米国株にも対応した分析アプリなので、ぜひ試してみてください。
資産運用に必要な投資資金の作り方
米国株投資で配当金生活を実現するには、定期的な積立投資で原資を増やしていくことがポイントとなります。
税引後に毎月10万円の配当収入を得るためには約4,000万円の原資が必要なので、コツコツと投資資金を増やしていきましょう。
ここでは、庶民でもできる投資資金の捻出方法を3つ紹介します。
毎月の給料から積み立てる
最も一般的な投資資金の作り方は、毎月の給料から積み立てる方法でしょう。
サラリーマンの方であれば、基本的に毎月の給料は保証されているため、毎月数万円ずつ確実に追加投資していけばOKです。
給料に全く余裕がない方は節約しましょう。楽天経済圏を活用すれば、生活を切り詰めることなく節約生活を始められます。
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楽天経済圏とは?そのメリットを活かして節約生活する方法を徹底解説
配当金は全て再投資する
基本的に受け取った配当金は全て投資に回し、保有株式を追加購入しましょう。
配当金を再投資することで保有株数が増えていくので、受け取り配当金額が複利効果で加速的に増えていきます。
配当再投資は、非常にゆっくりですが着実に配当金生活へ導いてくれるテクニックなので、確実に実施してください。
ブログで発信しながら稼ぐ
日々の米国株投資生活をブログで発信して、趣味を副業として稼ぐのがオススメです。
投資情報を発信するブログにスポンサーの広告を掲載することで、目安として1PV=1円の広告収入を得ることができます。
米国株ブログを始めて稼ぐ方法は、以下の参考記事にまとめています。
関連記事 米国株ブログで稼ぐ方法はこちら 続きを見る
【人生激変】米国株ブログで投資資金を稼ぐ手順を具体的に公開
まとめ
今回は米国株投資で実現する配当金生活について、基本的な考え方やポートフォリオの組み方を解説しました。
記事のポイントをまとめます。
ポイント
- 米国株投資で配当金生活を目指すには、優良銘柄への長期投資が基本となります
- 時間を味方に付けた複利効果を活用することで、庶民でも資産形成が可能です
- 配当再投資と毎月の積立投資により、運用金額の原資を増やすことが大切です
- 銘柄選定のポイントとして、連続増配年数と営業CFマージンを挙げました
- 長期投資では、リスク分散のために投資先セクターを分散していきましょう
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米国株におすすめの証券会社を紹介しているので、以下の記事も併せてご覧ください。
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以上、「米国株投資で配当金生活を実現する方法」でした。