米国株のETFについて知りたい方へ
ETFのメリットやおすすめ銘柄を教えて欲しいな。
本記事では、このような疑問に答えます。
この記事を書いている かしわもち は、米国株投資歴8年のブロガーです。
今回は、米国株ETFの特徴やおすすめ銘柄を解説します。
クリックできる目次
米国株ETFとは?
ETFとは、上場された投資信託のことで、株式と同じように売買できる金融商品です。
S&P500などのインデックス指数や複数の対象銘柄と連動するように運用されていて、手軽に分散投資できることが特徴となります。
株式・投資信託との違い
ETFは株式と投資信託のメリットを併せ持っている金融商品で、違いは次の通りです。
- 株式とETFの違い
株式は特定企業への投資ですが、ETFは連動対象全体への分散投資となります - 投資信託とETFの違い
投資信託は非上場ですが、ETFは上場されていてリアルタイムに売買できます
つまり、株式と同様に手軽に売買ができて、投資信託と同様に安定した分散投資ができるのがETFということになります。
ETFは1993年に米国で誕生して以来[birth day="19930101"]年の歴史という比較的新しい金融商品ですが、世界中で大きな注目を集めています。
ETFに投資するメリット
ETFに投資するメリットは、3つあります。
- 手軽に分散投資ができる
- 運用にかかるコストが安い
- リアルタイムに売買できる
手軽に分散投資ができる
ETFは、1つの銘柄を購入するだけで、全ての連動対象に分散投資することができます。
投資には、長く語り継がれている次のような有名な格言があります。
1つの銘柄に集中投資するのではなく、複数の銘柄やセクターに分散投資して、リスクを抑えるべきとの意味。
個別銘柄への投資で分散投資をしようとすると、ポートフォリオ構築が非常に大変です。
ETFであれば、株価指数やテーマ別銘柄、金・原油などの豊富な候補から分散投資の対象を簡単に選ぶことができます。
運用にかかるコストが安い
ETFは、投資信託に比べて保有コストである信託報酬が安いことが特徴です。
信託報酬は年間数%のコストですが、資産額が大きくなったり投資期間が長くなると、大きな金額として積み重なってしまいます。
S&P500に投資できるとして人気のVOOであれば、信託報酬が年間0.03%と、米国株ETFの中でも最安水準となっています。
リアルタイムに売買できる
ETFは証券取引所に上場されていて、リアルタイムに売買することができます。
特に、2008年にリーマンショックが起きた時には、米国株ETFの流動性の高さが大きなメリットとなりました。
例えば、S&P500のETFは流動性も高く、買いたい時に買いたい値段で買い、売りたい時に売りたい値段で売ることができます。
米国株ETFの買い方
米国株ETFは、 通常の米国株の個別銘柄と同様に証券会社で購入することができます。
米国株を取引できる証券会社であれば、どこからでもすぐに購入が可能なので、ETF特有の手続きは必要ありません。
ETFを購入するまでの手順
米国株ETFを購入するために必要な手順は、次の3ステップです。
- 米国株対応の証券口座を準備
- 購入するETF銘柄を決める
- 取引時間内に買い注文を出す
これから初めてETFを購入する方であれば、[sbi_ad1]や[monex_ad1]がおすすめです。
おすすめの証券会社については、以下の関連記事に詳しくまとめています。
関連記事 米国株のおすすめ証券会社はこちら 続きを見る
米国株の証券会社のおすすめを徹底比較!各社の特徴/評判は?
手数料・信託報酬には注意
米国株ETFを購入・保有する際には、次の2つの手数料がコストとしてかかってきます。
- 売買手数料
約定代金の0.45%(上限20ドル) - 信託報酬
ETF保有額の年間0.03%〜1%
売買手数料はETFを購入する時だけ払えばよいのですが、信託報酬はETFを保有している間ずっと払い続けることになります。
同じような連動対象のETF銘柄でも信託報酬が異なることもあるので、信託報酬の安い銘柄を選ぶことがポイントです。
NISA口座活用もおすすめ
米国株ETFの購入には、NISA口座を活用することをおすすめします。
NISA口座を活用するメリットは、利益の国内課税分が免除されることで、通常は利益に対して20.319%かかる税金が0%になります。
NISA口座は税制面で非常に優遇されている制度で、詳細は以下の記事をご覧ください。
関連記事 米国株NISAのメリットはこちら 続きを見る
【税制優遇】米国株でNISAを使うメリットは?やさしく解説!
米国株ETFのおすすめ銘柄
米国株ETFで多くの投資家に支持されているおすすめの王道銘柄を3つ紹介します。
いずれも低リスクで安定したリターンを見込める人気のETFとなります。
1. VOO:S&P500指数
VOOはS&P500指数と連動していて、米国大型株への分散投資に最適なETFです。
S&P500は上記のデータからもわかる通り、[birth day="19260101"]年以上にも渡って成長を続け、投資家にリターンをもたらしてきた実績があります。
世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も、S&P500連動型のインデックスファンドへの投資を推奨していて、迷ったらVOOを選べば間違いないと言われています。
- ベンチマーク
S&P500指数 - 構成銘柄数
508 - 信託報酬(経費率)
0.03% - ETF情報の詳細
株価・配当金を確認する
関連記事 S&P500の詳細はこちら 続きを見る
S&P500とは?株価指数の意味やおすすめの投資信託・ETFを解説します
2. VTI:米国株式市場全体
VTIは米国株の全銘柄をカバーしていて、米国の市場平均への投資可能なETFです。
VTIは、VOOと比べて構成銘柄数が多く、米国の大型株だけでなく中型株や小型株までカバーしていることが特徴です。
米国株式市場全体に十分な分散効果を得ながら、大きなリターンが期待できる中小企業にも投資可能なことが魅力のETFとなります。
- ベンチマーク
CRSP USトータル・マーケット・インデックス - 構成銘柄数
3,521 - 信託報酬(経費率)
0.03% - ETF情報の詳細
株価・配当金を確認する
3. VYM:米国高配当株式
VYMは配当利回りが市場平均を上回る銘柄で構成され、米国高配当株に投資できるETFです。
ETFの配当利回りで3~4%程度の水準になっていて、安定した配当金を年4回もらえることが大きな特徴となります。
一部の個別銘柄ほど配当利回りは高くありませんが、ETFの分散投資効果により安全性は圧倒的に高くなっています。
- ベンチマーク
FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス - 構成銘柄数
398 - 信託報酬(経費率)
0.06% - ETF情報の詳細
株価・配当金を確認する
まとめ
今回は米国株ETFについて、その特徴や買い方、おすすめ銘柄を解説しました。
記事のポイントをまとめます。
ポイント
- ETFとは、上場された投資信託のことで、株式と同様に売買できる金融商品です
- 株式のリアルタイム性と投資信託の安定性を併せ持っているのがETFとなります
- ETFは、個別銘柄と同様に証券会社で購入することができます
- ETFの購入時は、信託報酬が安い銘柄を選ぶことがポイントです
- おすすめの王道銘柄として、VOO/VTI/VYMを紹介しました
米国株ETFは、1つの銘柄を購入するだけで手軽に分散投資を実現することができます。
特に、株価指数を活用するインデックス投資は、稼げる再現性が高い優れた手法です。
以上、「米国株ETFの特徴やおすすめ銘柄」でした。